特色ある電気電子工学科の教育
基礎教育をまずはしっかり固める 〜クラス分けと年中開講〜

 摂南大学理工学部の電気電子工学科では入学年度に電気工学と情報工学の基礎教育(必修科目)として電気情報工学概論,電気情報基礎実験,Cプログラミング,電気回路I,電磁気学Iを学んでもらいます。
 特に最近,その基礎である数学や物理学に自信がないまま大学に入学する学生が増えてきています。そこで本学科では,電気回路I、電磁気学I、微積分Ⅰ、Ⅱを習熟度に応じてクラス分けにし,さらに年中開講にしています。

 通常,講義は1年に1回です。よって,半年の講義を落とすと再受講するには次の年まで半年待たねばなりません。これに対し,年中開講では半期毎に同じ講義を用意しています。つまり,万が一落としても,すぐ次の学期に受講することができます。


実践を重んじる実験・演習 〜エンジニアリングデザイン能力を身につけよう〜

 技術者になるには,講義で知識を修得するだけではなく,その知識を実践する能力も身につけなければなりません。そこで,本学科では1年から3年まで,半期ごとに実験実習講義を用意しています。
 実験は先生に言われたとおりに器具をあつかうだけではありません。自分で試行錯誤し,その結果をレポートにまとめます。レポートの書き方も実験講義の重要なポイント。これを繰り返し行えば,将来就職したときに役に立つこと間違いなし!
 与えられた器具を使って課題を実施する実験講義だけではありません。たとえば,「電気情報創成演習」では,商品として販売できるようなバーサライタの製作(電子回路製作&プログラミング)を最終目標として,設計・試作・改良という一連の開発過程をグループで議論しながら進め,最後は,全員参加の成果報告会を行います。これは,「エンジニアリングデザイン能力」を身につけるための講義です。エンジニアリングデザインとは,与えられた条件の範囲内で,ニーズに合ったシステムや製品などを作り上げることで,欧米の技術系学科では必須の学問です。

 さらに,演習講義も充実しています。これは、講義で得られた知識のまとめが主目的ですが,資格取得にも役立ちます。本学では,資格の取得に力を入れているので,指定された資格を取ってくれば,単位として認める制度もあります。資格があれば就職に有利なことはもちろんです。




電気・情報系全般にまたがる講義を用意 〜入学してから自分にあった進路を決めよう〜



 基礎科目が修得できたら,いよいよ専門講義。でも,電気・情報系の分野は範囲が広いので,なんでもかんでも習得するのではなく,卒業研究や就職先にを見すえて講義を選択するのがベスト。 そこで,摂南大学の電気電子工学科では,電力システムや電子デバイスの専門技術者をめざす電気系コース,情報通信関連技術者をめざす情報系コース,電気通信設備技術者をめざす電気・通信システム総合コースの3つの分野別コースを用意しています。

 中でも,電気・通信システム総合コースは,2014年にJABEEの認定を受けました。このコースの卒業は技術士の資格取得への近道です。


困ったときには指導担当教員 〜日本で一番,学生と先生が近い大学を目指して〜

 大学の講義って専門の話が多いから一度ついて行けなくなったら大変だと思うでしょ。そこで,先生がみなさんの相談相手になります。 これを「指導担当教員」といいます。困ったことがあったら,指導担当教員の先生の部屋に来てください。いつでも大歓迎。 勉強のことはもちろん,アルバイトや生活のことなど,何でも相談に乗りまっせ!
 電気電子工学科の目標は「日本で一番,学生と先生が近い大学」です。

 さらに,摂南大学には「ラーニングセンター」が用意されています。ラーニングセンターとは,いわば家庭教師のいる自習室。1人で勉強していてわからないところがあれば, いつでもセンターの先生や先輩学生が個人指導をしてくれます。希望があれば補講もします。とにかく,わかるまで「とことん面倒を見る」。これは摂南大学理工学部のモットーです。


摂南大学は総合大学 〜多様な学部の学生との交流〜

 大学生活は勉強だけではありません。大学時代というのは人生で一番自由な時間。色々な出会いや経験が楽しいんです。摂南大学は総合大学なので,クラブやサークル活動を通した文科系学部との交流があります。余裕があれば,法学部や外国語学部の講義を聴くこともできます。
 勉強に疲れたら,思いっきりボールを蹴りに行ってもいいし,楽器の演奏なんかもいいんじゃないかな。勉強以外の経験が,将来を決めちゃうなんてこともありますからね。




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